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マットレスの選び方

マットレスの選び方

要介護度も違えば、体重、体型、皮膚の柔らかさ、褥瘡のできやすさなど人によって違います。それなのにマットレスの硬さがみんな同じということはおかしくないでしょうか。

利用者の状態にマットレスが合わないと、褥瘡になる危険性が増し、痛みによる寝心地の悪さなど不穏な状態になる恐れがあります。マットレスに配慮しなければ 10人中9人 が褥瘡になるという研究結果もでています。

例えば、利用者に赤点ができた時に、体位変換を多くするか、それともマットレスを変えるかで、利用者の寝心地も職員の負担も大きくかわります。マットレスが標準型だけなら、体位変換しか褥瘡予防の方法はないでしょうが、マットレスが増えれば対応も増え、ケアの質を変えることにつながります。

ここでは、そんなケアの質を高めるマットレス選びの手順をご案内します。

マットレス選びに必要な基本知識

褥瘡(床ずれ)とは…

日本褥瘡学会では、褥瘡(床ずれ)の定義を、

「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」
としています。

少しばかり難しい言葉が並んでいますので、解りやすく解説していきます。

地球にいる限り、私たちは常に重力の影響を受けています。つまり、身体が床面に接する部分が体重を支えています。

床ずれになりやすい場所

体重を支えている部分にかかる圧迫力やずれ力が毛細血管の流れをせき止めると、細胞は酸素や栄養を受け取ることが出来なくなります。

毛細血管の流れ

褥瘡

健康な状態であれば、細胞が壊死する前に不快感や痛みを感じ、自力で身体の向きを変えることによって、つぶれていた毛細血管に新鮮な血液が流れるので、細胞が壊死することはありません。 しかし、感覚が鈍くなって気付かなかったり、自力で体位を変える力が十分でなければ、一夜にして褥瘡は発生してしまうのです。

褥瘡(床ずれ)を予防するためのポイント

褥瘡の原因である「圧迫力」と「ずれ力」を防ぐ

1.【圧迫力を防ぐ】患者さんに応じたマットレス選び

褥瘡(床ずれ)リスクの判定を行い、リスクに適応したマットレスをご利用ください。

褥瘡(床ずれ)リスクを判定する

2.【圧迫力・ずれ力を防ぐ】福祉用具を活用する

褥瘡予防には、外力の分散性に優れたマットレスの選定以外にも、患者さまの栄養状態や基礎疾患の管理などが重要です。
また、圧迫力・ずれ力の発生を防ぐ為に、福祉用具を活用してください。

活用例
  • クッションを用いて、正しい姿勢を保つ。(体圧分散、ねじれ修正)
  • スライディングシートを用いて、端座位・移乗時に生じるずれを解消する。
  • ベッド背上げ後には、専用グローブを用いて背抜きをする。